1枚あるだけでいろいろと使い道がある

風呂敷は贈り物を包むための包装紙に利用することや、マイバッグのように使うことも
可能となっていますが、実は災害グッズとして役立つと知っていましたか。

あまり知られていないことですが、災害用アイテムとして大判サイズが1枚あると、非常に重宝します。
具体的にはケガをした時に応急処置用に使えることです。

例えば、三角巾や傷口を縛る包帯がわりともなります。
それ以外にも、風呂敷で避難所で近隣との仕切りに利用したり床に敷くこと、
紫外線の強い所での日よけにかけておくこともできるでしょう。

スカーフがわりに頭に巻いて髪の毛を保護することも可能です。
撥水効果のある物ならかぶったり巻いて出かけることで、身体を雨にぬらすことを防ぐこともできます。

災害時に使える風呂敷

マスクがない時にマスクがわりに口元に巻き付けることで、防塵効果を期待できるのも事実です。
小さな赤ちゃんがいる場合には風呂敷を使って赤ちゃんを抱きかかえるときの
スリング代わりや、授乳時に周囲の目を隠す授乳ケープ代わりに利用することも可能となります。

災害時に1枚あるだけで多くの役割を果たすことができるため、
災害用グッズを詰めたバッグに1枚入れておくと便利です。


適切な使い方を学んでおこう



普段から持ち歩いていてマイバッグにしている人も増えてきていますが、
それ以外にも風呂敷は命を守るためにも必需品といえます。

災害時に風呂敷は多様な役割を持つ便利アイテムとなるため、
普段から持ち歩いていることはもちろん、非常用品入れに入れて
いざというときに使えるようにしておくことも必要です。

非常用品としての風呂敷

例えば、使い方により簡易マスクや頭巾として利用することもできますし、
エプロンのように身に着けることもできます。衣類のようにボレロやスカートがわりに
身に着けることもできるだけではなく、小さな子供を守るおくるみとして使うことも可能です。

特に小さな子供の場合、柄によってはワンピースがわりにすることもできます。

撥水性・防水性に富んでいる風呂敷であれば、バケツのようにして使うことも可能です。
バッグの形状にして内側に水を注ぐだけで、バケツのようにある程度の水を入れて運ぶこともできます。

なお、非常用品に使うためには正しい結び方、丈夫な結び方を学んでおくことも忘れないようにしましょう。
ほどけにくい結び方や使いやすい方法などを普段から学んでおくことで、
いざというときに命を守るため、必ず覚えておきましょう。